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2004年12月15日の記事

2004/12/15(水)Virtual PC 2004 SP1 v.s. vmware workstation 4.5.2

2004/12/15 15:00 情報工学
昨日の続き。さらにvmwareとVirtual PC 2004 SP1を試してみたので書いてみる。
どうもverによって大分挙動が変わる気配なので、verを書くことにする。
なお以降めんどくさいのでMS Virtual PC 2004をVPC,vmware 4.5.2をvmwareと書く。

昨日のはSP1が当たってない奴だったらしくもう1回別のところから落としてみた。おどろいたことに、SP1なしとありでは別物のソフト。大分処理が変わったようだ。

ただ、結論から言ってしまえばどれもゲームにはならない。こんなことでストレスをためるくらいなら、実機でOSを動かす方法を考えた方がよい。

ただ、このテストは全てAthlonXP1GHz,Mem512MB,Radeon9200SE(メモリ遅い方),YMF744というリーズナブル環境で行っていることを追記しておく。

さて特にネックになるのはサウンド周りなのでその状況から書いていこう。

1.音声
 ハードをソフトでエミュレーションする際に一番問題になりそうなのがソフトとハードの割り込みをどうやって制御するかという点になるだろう。タイマ割り込みの管理が悪いのか、処理能力の限界か音声がブツ切れる。双方で挙動が違うが、

VPC- 全ブツ切れ。使い物にならず
VPC SP1 - 無印より大分良い。負荷が低いとき(mp3再生時等)には切れない。MIDIの再生が重いらしく、MIDIはブツ切れまくる。SXGY100はブツブツだった。
vmware - 全般的に何を再生してもちょっとずつ切れる。しかし余程忍耐力がないと我慢できないだろう。

2.処理の重さ
 マウスの挙動やゲストPC上の操作の重さ。
(1)マウス
 マウスは双方ホストカーソルをソフト側でキャプチャしてゲストOSに渡す方法に変更したようだ。
VPC - ワンテンポ遅れる。クリックゲーや高速なレスポンスを要するゲームには向かないだろう。
VPC SP1 - マウスの移動はホスト側に依存。クリックなどがスルーされることもあり、ちょっと不安はあるがVPCよりずっと良。
vmware - additionalでVPC SP1と同様にマウス移動はホスト側となる。若干軽めなせいかマウス感覚はもっとも良好。

(2)全般
VPC - 重い。重さについては昨日の記事を参考。
VPC SP1 - VPCよりはるかに軽くなっている気がする。OSインストールこそ試していないが、バックグラウンドでも動くようになったのではないか。負荷時に重くなるのは同じ。
vmware - 3つの中ではもっとも軽いが、やはり負荷時に重くなる。インストールなどは非常に早く実機~実機1/2位の速度が出ているようだ。ただし、ゲスト<->ホスト間ファイル転送などは非常に重くUSB1.1!?とか思う。

3.その他
VPC SP1 - ネットワークのインストールに失敗することがある。めんどくさいのでその後未調整。additionalで入る共有を使っていると、どうも普通のディレクトリと同様に扱われておらずそこからのインストール作業等に失敗することがある。まあローカルにいったん持ってくればそれですむ話ではあるが。なお、共有で仮想マシンのファイルがあるフォルダを指定すると、ゲストOSが死ぬ。

vmware - CD-ROMドライブの接続を変えたときに、認識してくれないことがある。こうなるとゲストOSの再起動が必要。ネットワークは最初から簡単に動くが、Win98だとSoundはデフォルトで認識してくれない。Creativeのサイトから、ENSONIQ Audio PCIのDriverを落とす必要があり。
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