HL-5450DNの印刷設定のメモ。
メモしておかないと毎回間違えそうなので残しておく。
最近、BrotherのモノクロレーザープリンタHL-5450DNを導入した。
この機種、True 1200dpi出てグラデーションもかなりよいとの評判。
主にマンガ原稿を印刷する用途としても期待していた。
が、どうも期待した結果通りにならない。
あれこれ試した結果、どうも印刷結果に対して設定項目を誤認しやすい(あるいは自分がレーザプリンタの慣習を知らないだけ)名前になっているようだ。
[Brother HL-5450DN seriesのプロパティ->基本設定->印刷設定]
ここの項目が一番印刷結果に影響を与える。
3種類。
"グラフィックス":
プリンタ側でPhotoShopでの誤差拡散に近い二値化処理を行っている。元画像が二値画像なら(おそらく)これで問題無いが、グレースケールではディザ処理がかかる分汚くなる。
"テキスト":
"グラフィックス"のように二値化をかけずに(そのまま?)出力している。元画像のグレスケ部はインクジェットでのグレスケに近いし、二値・トーン部もしっかり出る。
"手動設定"->"システムのハーフトーンを使う":
一定の閾値を境に二値化がかかる。色々設定を弄ってみたのだが、想定と違ってハーフトーンにならなかった。グレスケを出力する場合白に飛ぶか黒につぶれるかどちらかになりそう。
それ以外に、"手動設定"内部に3種類の改善チェックボックスがある。これらについては確認した限りでON/OFFによる大きな差異は見えなかった。基本外す方向で良いような気がする。
ということで、"テキスト"がすさまじく優秀。マンガ原稿の場合、二値化にしろなんにしろ原稿側で処理してしまうのが基本だろう。"グラフィックス"を意図して選ぶ必要はないと思われる。
"グラフィックス"はお手軽にプリンタ機能だけでハーフトーンかけたいときに使うのが良いんだろうねえ。
最後にオマケで5450DNの雑感を書いておく。これまで使っていたのがMultiWriter 2350Nなので、それと比べてっていうところ。
印刷速度や綺麗さは大変優秀。特に1200dpiはすごい。グレースケールがこんなに綺麗に出て、この印刷速度。サイズも、ギリ卓上と名乗れるくらいでコンパクト。
動作音はかなり五月蠅い。静音モードにしないとちょっと夜間は無理。静音モードにした上でなお壁が薄くなければ使えるか。
心配していたオゾン臭や発熱も、2350Nに比べればずっとマシだった。あとは不満になりやすそうな用紙カールとか印刷の濃さがどうなるか。これらもドライバから制御できるようなので、そこは今後といったところ。
本体にパネルがないのでトラブったときが心配だけれども、とりあえず生きてさえいればブラウザからIPアドレス直打ちで設定・確認できるようなので大丈夫だろうか。