2024/04/12(金)RubyのHttpClientはそろそろ捨てるべき?
2024/04/12 18:09
GitHub - nahi/httpclient: 'httpclient' gives something like the functionality of libwww-perl (LWP) in Ruby.
を使って作成していたスクレイピング的なスクリプトが動かなくなってしまった。
↓のようなエラーを吐く。
SSL_connect returned=1 errno=0 state=error: certificate verify failed (certificate has expired) (OpenSSL::SSL::SSLError)原因は、取得先のサーバーがSSL証明書をLet's Encryptに入れ替えたため。
httpclientはルート証明書がライブラリ内に同梱されており、最終更新が2015年。
Let's Encrypt系のルート証明書は未対応である。
ルート証明書がライブラリ同梱なのは今どきではないし、更新が止まっているのも痛い。
モンキーパッチがGitHub上にあるので、そちらでとりあえず対応可能。
Connection to Lets Encrypt secured server fails · Issue #445 · nahi/httpclient · GitHub
class HTTPClient alias original_initialize initialize def initialize(*args, &block) original_initialize(*args, &block) # Force use of the default system CA certs (instead of the 6 year old bundled ones) @session_manager&.ssl_config&.set_default_paths end endhttpclientは投げ捨てて、httprbを使った方が良いかも。
GitHub - httprb/http: HTTP (The Gem! a.k.a. http.rb) - a fast Ruby HTTP client with a chainable API, streaming support, and timeouts
パパっと書き換えたけど素直でかなり簡単に修正できた。
パフォーマンスも良いらしい。
なお、rubyのhttpclientでletsencryptの証明書を保有するサイトに接続できなくなった | 元祖ワシ的日記のやり方だと、Windows環境では上手くいったのだが、debian Linuxだと上手くいかなかった。
追求していない。
2018/11/23(金)PinterestでPINした画像をGoogleドライブに保存できるようにする
2018/11/23 27:57
PinterestでPINした画像をローカルで閲覧したい。おおむね、お絵描きの参考用途。
・ブラウザ窓だと参考画像として扱いづらい
・貧弱な通信環境でも閲覧できる
・いちいちブラウザ開くのが面倒
やっぱりローカルでアクセスできた方が便利だよね。
■調査と課題
直接Pinterestからデータを引っ張ってくることもできるが、定期実行なり待受の仕組みを立てる必要がある。可用性を高く、一方でできるだけ手間や予算がかからない方法を検討したい。自前サーバがあるのでこれを使ってももちろん良いのだが、可用性であればやはりクラウドに軍配が上がる。(半ば興味本位で)極力クラウドサービスだけで構成することを目指す。
ストレージサービスは一般にローカル同期の仕組みを持っているため、Pinterestからストレージサービスに連携できれば要求が満たせそう。
Pinterestとローカルサービスを繋ぐ方法として、IFTTTなどの連携機能構築サービスが有る。まずはこれを調査した。おおむね、パーソナル用途で機能と使いやすさを両立しているのは2018/10現在下記3つくらい。
・IFTTT(Maker)
・Microsoft Flow
・Integromat
これら全てに、Pinterestインプット・Googleドライブアウトプットアダプタがあった。
なのでこれらを繋げばいいだけに思える。
しかし、いざ使ってみると画像ではなくhtmlファイルが連携される。
どれもPinterestが公式で提供したアダプタらしく、画像そのものを外部サービスに渡さない意図的な作りと思われる。
ちなみに、各サービスの比較としては、
▼機能性
Microsoft Flow > Integromat > IFTTT
▼簡便性
IFTTT > Integromat > Microsoft Flow
高機能な方が一見良さそうだが、この手のクリックアンドポイントロジック構築は高機能にするほど最終的にフローチャート作成サービスになってしまい見通しやメンテナンス性が怪しくなるという特性がある。
複雑なものを作ろうとするほど、どこかの境界でコードを自分で書いたほうが俯瞰性が良くなる。
IFTTTはINPUT(THIS)とOUTPUT(THAT)の接続だけしか選べないが、これくらいがちょうど良いように思う。見通しが悪くならない範囲で足すなら、出力を多数化(3つまでとか)、フィルタを一段、データ加工を簡単なもので1段くらいだろうか(その場合IFTTT以外のサービスないしMakerを選ぶことになる)。
いずれのサービスもコール回数に制限がある。
今回用途では1日10枚以内が目処。
上記に挙げた3つのフリープランでいずれも問題なさそうだった。
将来増えるか減るかなどの見通しは不明。
さて、結局以下のように構成した。
■実装
IFTTT⇒Google Apps Script(GAS)⇒Googleドライブ⇒ローカル(Googleドライブの連携機能)
・IFTTTからpinterestのurlをGASに渡す
・GAS内で、FetchしてPinterestのhtmlを取得
・簡単な正規表現マッチで画像URLおよび属性情報を取得
・画像をFetchしてGoogleドライブへ保存
・ファイル名はID+PINの詳細があればそれをファイル名とする
・第一階層のボード名をフォルダとしてそこに保存する
1) GASで下記スクリプトを作成。作成時に各種認証を要求されるので設定してやる。
function doPost(e) { // パラメータの取得 var jsonString = e.postData.getDataAsString(); var data = JSON.parse(jsonString); var pinUrl = data.pinUrl; var boardName = data.boardName; // フォルダ無ければ作成 var rootFolder = DriveApp.getRootFolder(); var pinterestFolder = null; var targetFolder = null; var folderIterator = rootFolder.getFoldersByName('pinterest'); if (folderIterator.hasNext()) { pinterestFolder = folderIterator.next(); } else { pinterestFolder = rootDir.createFolder('pinterest'); } targetFolder = pinterestFolder; // ボード名が取れていればサブフォルダとしてボードフォルダを作成 if (boardName) { folderIterator = pinterestFolder.getFoldersByName(boardName); if (folderIterator.hasNext()) { targetFolder = folderIterator.next(); } else { targetFolder = pinterestFolder.createFolder(boardName); } } // html解析処理 var pinResponseText = UrlFetchApp.fetch(pinUrl).getContentText(); var imageUrl = pinResponseText.match(/property="og:image".*content="([^"]*)"/)[1]; // 128文字まで var description = pinResponseText.match(/img alt="([^"]*)"/)[1].substring(0, 128); var imageFilename = pinUrl.match(/[^\/]*$/)[0]; // 画像取得処理 var imageResponse = UrlFetchApp.fetch(imageUrl); // 拡張子は画像本体のContent-Typeから作成 var imageFilenameExt = imageResponse.getHeaders()["Content-Type"].match(/image\/([a-zA-Z]*)/)[1]; if (imageFilenameExt == 'jpeg') { imageFilenameExt = 'jpg'; } var imageBlob = imageResponse.getBlob().setName(imageFilename + ' - ' + description + '.' + imageFilenameExt); targetFolder.createFile(imageBlob); }IFTTTから呼び出せるようにWebアプリケーションとして公開してやる。
2) IFTTTで、Pinterestのオフィシャルアダプタを使いWebHookでGASに連携する。設定は以下。
▼THIS(INPUT)
Pinterest公式の"New Pin on your board"
Pick a board: "Any Board"
▼THAT(OUTPUT)
IFTTT公式の"Make a web request"
URL: https://script.google.com/macros/s/****/exec
Method: POST
Content Type (optional): application/json
Body (optional):
{"pinUrl":"{{PinURL}}", "boardName": "{{Board}}"}以上で完成。かなりお手軽。
■まとめと使い勝手について
クラウド、フリープラン、更には認証情報をOAuthの世界で完結させたPinterest画像のローカル保存サービスが構築できた。
目標は達成でき、そこそこ便利に使っている。
ただ、PinterestからIFTTTへの発火に少しラグが有り、Googleドライブへの連携にもラグがあるためあまり即時連携という感じにはならない。
特性を理解して使用しつつ、どうしても即時で必要な場合はChromeの拡張などを利用してダウンロードすることにする。
■IFTTTについて
便利。機能を絞っているところが良い。
もちろん絞ってる分できないことがでてくる。
直感的に苦手なことはわかるので、あとは自分が使う上でどういったところでIFTTTで完結できないのか何を組み合わせればよいのかを今後確認していく。
■Google App Script(GAS)について
ロジックを作る必要があり、アウトプットがGoogle関係であればこれ一択。
Javascriptで大体何でもできるし、ドキュメントの必要十分さ、特に開発環境の素晴らしさはワンダフル。
現状無料で使えてるが、将来的に有料化or閉鎖しないかはちょっと心配。あとは制限。
作るときはフェッチの制限を忘れていたがやっぱりあるよね。
Google_Apps_Scriptの無料制限メモ
今回の内容だとURL Fetch 100MBが制限になりそう。
この仕組に限定すれば数百枚くらいは耐えるだろう。
AWSで相当するのは、Amazon API Gateway + Lambdaだろうか。
こいつらは本番運用には良いが、作って動かすまでのハードルが低くない。
こういったミニサービスや、使い捨てのテストAPIなどを作りたい場合GASのほうが向くように思う。
■今後の課題
サービスの選択・組み合わせを継続的に知識アプデするのと、GASがかなりawesomeだったのでできることを覚えたい。
■結論
最近のグルーサービスすげえね
2015/07/09(木)logbackでサイズローテートしない
2015/07/09 14:53
Java1.7 + logback-1.1.3
条件は実行時間が短いバッチのようなプログラム。
もともと↓の記述にしていたのだが、ローテートしてくれなかった。
[logback.xml]
<appender name="FILE" class="ch.qos.logback.core.rolling.RollingFileAppender"> <file>./logs/hoge.log</file> <rollingPolicy class="ch.qos.logback.core.rolling.FixedWindowRollingPolicy"> <fileNamePattern>./logs/hoge.%i.log.zip</fileNamePattern> <minIndex>1</minIndex> <maxIndex>3</maxIndex> </rollingPolicy> <triggeringPolicy class="ch.qos.logback.core.rolling.SizeBasedTriggeringPolicy"> <maxFileSize>5MB</maxFileSize> </triggeringPolicy> <encoder> <pattern>%d{yyyy-MM-dd HH:mm:ss.SSS} %-5level [%thread] %logger\(%F[%L]\) - %msg %n</pattern> <charset>Shift_JIS</charset> </encoder> </appender>調べてみると、logbackのSizeBasedTriggeringPolicyはI/O負荷対策のためファイルサイズを毎度チェックしにいかない。デフォルトでは16回に1回であり、16回ログ出力して初めてサイズチェックに行く。ログ出力の頻度が多いと間隔を開け、頻度が少ないと間隔を狭める。
今回のプログラムは16回ログを出すフローがほとんどない。実行時間も短いため、間隔調整の恩恵も受ける暇がない。親切ではあるのだが、プロセス内の初回はチェックするなど対策が必要に思う。
このプログラムごく短時間で起動->終了し、ログの出力回数・起動頻度とも高くない。毎回チェックとしたい。
[logback.xml]
<triggeringPolicy class="foo.bar.CustomSizeBasedTriggeringPolicy">[カスタムクラス]
package foo.bar; import java.io.File; import ch.qos.logback.core.rolling.SizeBasedTriggeringPolicy; import ch.qos.logback.core.util.FileSize; public class CustomSizeBasedTriggeringPolicy<E> extends SizeBasedTriggeringPolicy<E> { String maxFileSizeAsString = Long.toString(DEFAULT_MAX_FILE_SIZE); FileSize maxFileSize; public CustomSizeBasedTriggeringPolicy() { } public CustomSizeBasedTriggeringPolicy(final String maxFileSize) { setMaxFileSize(maxFileSize); } @Override public boolean isTriggeringEvent(final File activeFile, final E event) { //オリジナルのisTriggeringEventでは発火しないことがあるため、ログ書き出しごとにチェックする return (activeFile.length() >= maxFileSize.getSize()); } @Override public String getMaxFileSize() { return maxFileSizeAsString; } @Override public void setMaxFileSize(String maxFileSize) { this.maxFileSizeAsString = maxFileSize; this.maxFileSize = FileSize.valueOf(maxFileSize); } }isTriggeringEventだけいじったクラスを作成してやって、logback.xmlでそちらを見るようにしてやる。
とりあえずこれで動くことは動く。
2015/07/09(木)LogbackでプロセスIDを出力
2015/07/09 13:25
Java1.7 + logback-1.1.3
あまりいい方法が見つからなかったが、とりあえず出りゃいいやまではできた。
起動コマンドなりスクリプトなりがいじれるのなら、SystemProperty経由で設定・取得する方法が使える。
[起動コマンド]
exec java -Dpid=$$ -jar /foo/bar.jar[logback.xml]
<pattern>%d{yyyy/MM/dd HH:mm:ss} [${pid}] %level %msg%n</pattern>-Dpid=$$で、プロパティ:pidにプロセスIDをセット、patternに${pid}と記述してやるとlobackの機能で出力できる。
もちろんUnix環境限定。
なお、シェル側のプロセスIDがほしい場合は、execを外し直接javaコマンドをたたく。
java -Dpid=$$ -jar /foo/bar.jarWebアプリケーションで動いている場合は、何がしかプロセスIDに相当するものがSystemPropertyにいると思うので${}でそれを拾えばいい(はず)。
本当なら、ManagementFactory.getRuntimeMXBean()で取得するのが正解のようだが、その場合PatternLayoutをカスタムしてコンバータをいじって… とやらなければいけない気がする。規模によってはさすがに大仰か。
[参考]
Igor Minar's Blog: How a Java Application Can Discover its Process ID (PID)
2014/08/12(火)TOMCAT + logbackで、logback.xmlを外出し
2014/08/12 13:27
logback.xmlをwarの外に追い出そうとしたらプチハマリしたメモ。
環境は、
TOMCAT 7.0.54.0
logback 1.1.2
一応できた。ただし、すっきりとは書けない。
Context定義にVirtualWebappLoaderを追加する。
たとえば、WEB-INF以下にlogback.xmlを置いた場合以下のようになる。
<Context> <Loader className="org.apache.catalina.loader.VirtualWebappLoader" virtualClasspath="C:/foo/bar/WEB-INF" /> <Context/>ここで注意。
必要なのがlogback.xmlだけの場合、ファイル名まで書いてやりたいので次のようにしがち。
virtualClasspath="C:\foo\bar\WEB-INF\logback.xml"しかしこの場合、VirtualWebappLoader側はlogback.xmlを認識するが、logbackがlogback.xmlを読みにいかない模様。
あくまでディレクトリパスを書く必要がある。
絶対パスなのがいまいちな場合、$tomcat.base or $tomcat.homeが使えるのでそれを使ってなんとか相対パスで書く。
(tomcat.home->catalina.homeかもしれないのでRTFM)。
virtualClasspath="${tomcat.home}/webapps/foo/bar/WEB-INF"このどっちもいまいちだと難しい。TOMCATではほかの手が見つからなかった。
アプリケーションサーバを切り替えたほうがいいかもしれない。
アプリケーションルート的な所から相対パスでアクセスしたいという要望はあると思う。
あとはメモ。
virtualClasspathの書き方としては、Windows環境下ではディレクトリ区切り子は"/"でも"\"でもよい。
ディレクトリパス指定時は末尾の区切りはいらない。
Context周りの仕様で怪しいところがあるなら本家ドキュメントで確認。Apache Tomcat 7 Configuration Reference (7.0.55) - The Context Container
Eclipseからプラグイン経由で使う場合、さらにいろいろ留意。
Eclipse+Tomcat Pluginでコンテキスト定義に追加する場合、プロジェクトのプロパティ->Tomcat->全般->その他の情報にLoaderセクションをべたっと貼り付けて、プロジェクト->右クリック->"コンテキスト定義を更新"でよい。
コンテキスト定義をMETA-INF/context.xmlなどで作っていても、現在のEclipseのTomcatプラグインは拾う機能がなさそう。コンテキスト定義更新で%CATALINA_BASE%/conf以下に反映されていないことに注意。META-INF側はconfより優先順位が低く参照されない。
こっから下はおまけ。
動作確認時に%CATALINA_HOME%/conf/logging.propertiesに、ログ出力を追加してTOMCATにログをはかせるようにした。
org.apache.catalina.loader.VirtualWebappLoader.level = ALL org.apache.catalina.loader.VirtualWebappLoader.directory = ${catalina.base}/logsなお、Eclipseから起動したTOMCATはcatalina.*.logとかははかないので注意。
ここら辺は"eclipse, tomcat, ログ"とかで検索してほしい。
2014/02/26(水)Ruby 1.9以降のirbでBackspaceで表示が崩れる
2014/02/26 27:38
環境はWindows7(64bit)。
消そうとした文字の1文字手前が消えたり、カーソルがプロンプトにめり込んだりとなかなかに怪しい。
画面にフラッシュされるのも数秒程度の遅延がある場合がある。
内部データは正常、あくまで表示が崩れているだけのようだが煩わしいので直したい。
下参照。
ruby - Backspace and arrow keys aren't working in IRB(Git Bash console) on windows machine - Stack Overflow
とりあえずirbで使用しているreadlineライブラリ周りに問題があるのは間違いない。
--noreadlineオプションを使えば問題は解消するが、Up-Keyでのhistory等は効かなくなる。
なんだかめんどくさいなあ。
[2014/03/31追記 ここから]
と上では書いたが、mingw32版でも遅延があった。
irbについては、--noreadlineであっても何か1文字入力すればUp-Keyでhistoryが動くようだ。これでいいことにする。
Windowsの Users\<ユーザ名>以下に設定ファイルを置いてやって、irbはreadline不使用をデフォルトにする。
Users\<ユーザ名>\.irbrc
IRB.conf[:USE_READLINE] = falseついでに、pryも同様の問題を抱えてるので直したい。
が、pryには--noreadlineオプションがない模様。
しゃーないのでコンフィグを怪しげにいじる。
[参考]
Changing Pry.config.input makes the prompt disappear · Issue #821 · pry/pry · GitHub
pry.config.inputをSTDINに差し替えるとreadlineが外せるらしい。
ただし、これをするとプロンプトを自前で表示しないといけない。
以下を参考に、
Rubyistよ、irbを捨ててPryを使おう - TIM Labs
Users\<ユーザ名>\.pryrc
Pry.config.input = STDIN Pry.config.output = STDOUT Pry.config.prompt = [ proc {|target_self, nest_level, pry| nested = (nest_level.zero?) ? '' : ":#{nest_level}" prompt = "[#{pry.input_array.size}] #{RUBY_VERSION}-p#{RUBY_PATCHLEVEL}(#{Pry.view_clip(target_self)})#{nested}> " print prompt prompt }, proc {|target_self, nest_level, pry| nested = (nest_level.zero?) ? '' : ":#{nest_level}" prompt = "[#{pry.input_array.size}] #{RUBY_VERSION}-p#{RUBY_PATCHLEVEL}(#{Pry.view_clip(target_self)})#{nested}* " print prompt prompt } ]promptの表示を追加。
プロンプト内容はお好みで。
Pry.config.output = STDOUT行が必要かはちゃんと判断していない。
このやり方では入力後に改行が重複出力される問題がある。
また、起動直後にプロンプトがwarningなどと重なるので1回Enterしないといけない。
個人的には許容範囲内だが気になる人は気になるかも。
pry初心者なので、pryの全機能が不足なく動くかは確認していない。
なお、ターミナル上での日本語文字化けが改善するケースがある(追求していない)。
さて、readline周りの挙動は悩ましい。自分でコンパイルすれば直りそうなのだが、やりたくないなあ… やるんだったら配布までやらなきゃだと思うので。
[2014/03/31追記 ここまで]
さて、--noreadlineオプションは記憶しておくとして、Windowsに入れているRubyの措置について考える。
・mswin32版 -> mingw32版にする?
する。PATH環境変数と、スクリプト起動用のexeパスを書き換えた。
とりあえず、mingw32を避けてるのも変なので使ってみるというのが一つ。
mingw32版はcygwin版のようにcygwin周りのファイルが必要ということはないので、mswin32版とほぼ同じように使っていける(はず)。2.1.0が来てないあたり、若干保守的な様子。高速化はmingw32版の方が効いているとのこと。
mswin32版はgemでコンパイルをかけるような場合ではどうもトラブりやすい。pryにしろ、atomicにしろ自分の腕ではgem installに失敗したし、これを打開するためのコストをかけるほどの余裕がない。exerbとかが標準梱包なのは有り難く、gemで追加しない分にはこちらの方が便利か。オフィスでオフラインで使用する場合などではmswin32版の方がうれしいかも。DXRubyが入ってるのも楽しい。
・CP932なrubyスクリプトのエンコードをUTF-8に変える?
変えない。今回は断念して、マジックコメントでWindows-31J指定が入ってないものには追加。
動いてるスクリプトが、コマンドラインから日本語を含むファイル名を受け取って動くようなものが多いため、テストに時間がかかるというのが一つ。
Windowsのファイル名を扱う以上どうしてもSJISで処理したほうが楽だというのも間違いはない。今後UTF-8混じりのファイル名などでバグが起きない限り、既存のスクリプトはこのままにしておいて新規作成分はUTF-8で作ることにする。
2014/01/18(土)Rubyでtwitterライブラリを動かすまでのあれこれ
2014/01/18 9:26
各所にやり方はまとまっているのだが、ここしばらくのTwitterの仕様変更やRuby特有のwinケアの甘さでちょいハマリしたのでメモ。
なお、gem installの項でmswin32版(ActiveScriptRuby 1.8~2.1全て)は環境構築できなかったので、minGW版 2.0.0の話になる。
gem install twitter周り
gem install twitterが通らない。依存で入ってくる"atomic-1.1.14"パッケージが鬼門の模様。atomic_reference.c(75) : fatal error C1189: #error : No CAS operation available for this platformこのエラーで止まる。
mswin32版では結局打開できず。
minGW版で打開できた。
どうやらコンパイラ=gccかつgcc4.8.1以降でないとソース変更なしではコンパイルできないらしい。以下参照。
failed compile with atomic-1.1.14.gem · Issue #32 · headius/ruby-atomic · GitHub
バイナリを集める。
RubyInstaller for Windows
minGW版Ruby最新の2.0.0-p353+DevKit-mingw64-32-4.7.2-20130224-1151を取ってくる。
MinGW | Minimalist GNU for Windows
gccはDevkitの4.7.2では×。MinGWを別に入れてgcc 4.8.1を取ってくる。
以下2箇所にパスを通す。
MinGW\bin
MinGW\msys\1.0\bin
dk.rb init, dk.rb installを終えた後に、
Ruby200\lib\ruby\site_ruby\devkit.rb
を書き換える。
$ diff devkit.rb.orig devkit.rb 10d9 < ENV['PATH'] = 'C:\\online\\Ruby200\\devkit\\bin;C:\\online\\Ruby200\\devkit\\mingw\\bin;' + ENV['PATH']devkit内のPATH追加を削っただけ。
これでgem install twitterが通るようになった。
token取得
RubyでTwitterのapiを使ってみる - D-ramu blogtwitter側にアプリを登録するまでは上記参照。
自分の環境ではget-twitter-oauth-tokenは上手く動かなかったので、tokenは以下のやり方で取得した。
RubyでTwitterのOAuth認証のアクセストークンを得る手順 - Qiita [キータ]
ssl周り
いざアクセスしようとすると、sslでエラー。c:/online/Ruby200/lib/ruby/gems/2.0.0/gems/twitter-5.5.1/lib/twitter/rest/client.rb:143:in `rescue in request': SSL_connect returned=1 errno=0 state=SSLv3 read server certificate B: certificate verify failed (Twitter::Error)証明書がRubyから見えてないですね。
以下を参考に設置。
igaiga diary(2013-06-17)
api周り
twitterライブラリの仕様もちょくちょく変わってるので注意。3分でスッキリ! Oauth 1.0図解とRuby Twitter bot開発 | KumanBlog
よく見かけるドキュメントと、configへのアクセスやconfig内のkey名が変わってる。
RTFM。
File: README ― Documentation for twitter (5.5.1)
2014/01/16(木)clは環境変数PATHからインクルードファイルを探さない
2014/01/16 26:29
環境はWindows7(64bit), mswin32版Ruby 1.8(ActiveScriptRuby)。
gemで要コンパイルのライブラリ入れるときにコンパイルに失敗する。
c:\online\ruby\lib\ruby\1.8\i386-mswin32\win32/win32.h(31) : fatal error C1083: include ファイルを開けません。'windows.h': No such file or directory NMAKE : fatal error U1077: 'C:\Windows\system32\cmd.exe' : return code '0x2' Stop.原因。mswin32版RubyはMS VC++をコンパイルに使用する。コンパイラCL.exeは環境変数"PATH"にINCLUDEファイルのディレクトリを記述していても見に行かない。
初歩的な話だが、ここんとこMS VC++コンパイラ触ってなかったのですっかり仕様を忘れていた。
対策は、環境変数INCLUDEに記述するか、/Iオプションで明記してやる。
gemの中いじるのめんどくさいので、eveで環境変数INCLUDEにディレクトリを追加した。
[参考]
/I (追加インクルード ディレクトリ)
そろそろbundler周りも覚えた方が良さそうだ。
2013/12/28(土)IE8のtable表示バグメモ
2013/12/28 26:41
IE8において、特定の条件下でtableタグのレンダリングに以下の問題が発生する。
問題の内容は、
・表の外枠の上罫線が欠ける
・表の外枠の左罫線が欠ける
先にコードを提示する。
IE8で以下のようなコードをレンダリングすると発生する。
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd"> <html> <head> <title>test</title> <style type="text/css"> table{ border-collapse: collapse; } td,th{ border: solid 1px black; } div{ overflow: hidden; } </style> </head> <body> <div> <table> <thead> </thead> <tbody> <tr> <td>a</td> <td>b</td> <td>c</td> </tr> </tbody> </table> </div> </body> </html>条件は以下の通り。
・ブラウザ: IE8
・モード: 標準モード
・tableの親divで"overflow: visible"以外を指定
・border: collapse
・空のtheadタグがある
必要十分かどうかは不明。
主たる原因は、空のtheadタグがあるから。
これを消すと罫線が表示される。
バグという表現を使ったが空theadは元々validate通らないので、IE8が必ずしも悪いわけではない。ただし他のブラウザで線が欠けるものは発見できなかった。
空theadを使うなと言えばその通りだが、IE対応かつ表の固定ヘッダ(Excelのような)を作ろうとするとsampleなどにもちょいちょい出て来るコードなので多少留意をしておくこと。
2013/11/29(金)エディタ界隈
2013/11/29 22:22
サクラエディタから乗り換え先を探すイメージで、出来れば機能包含+軽い+ライセンス緩いというのがよい。
まっとうな比較は
比較 - テキストエディタ・スクリーンショット Wiki*
を見てもらうとして。
自分として乗り換えられそうな使用感を得た物だけメモしておく。
フォント周りを調べたときの副産物なのでそこら辺も。
・WZ EDITOR
シェア。ちゃんと進化してた。保有機能はすごいが、インターフェースがちょっと雑然としている。明らかに一太郎になろうとしてるっぽい。フォントを文字コードごとにかなり細かく指定できる。VerUPごとに買うのはちょっと微妙。
・秀丸
シェア。ちゃんと進化してた。高機能だし、うまいことトレンドにシフトしてるとは思うのだが、ほんのちょっとが足りない感じはする。とはいえ最有力。DirectWrite対応でかなり調整できる。複数行正規表現もかなり健康。
・newQX
まさかのQXが新生。さらにまさかの高機能。見た目やI/Fは古臭い。サクラや秀丸のいいところを敢えて無視してる感じ。地味にASCIIだけフォント切り替えにも対応。
・xyzzy
生き残ってた。案外なんでも出来る。オプションが分かりづらい!(笑) Emacsの練習とかによい。地味にASCIIだけフォント切り替えにも対応。
・otbedit
複数行正規表現に強くてフリー。
・Epsaly
・Mery
今後に期待が持てる。
・Sublime Text
新進気鋭がついに3まできた。日本語入力インラインにならないのかな?
・Vim
慣れれば。
・NtEmacs
慣れれば。xyzzyでいいかも。
総合的には秀丸が最右翼。
秀丸がかなり進化しており、サクラの進化が止まってるのでシェアウェア分くらいの差は付いたかも知れない。
WZ EDITORは購入をためらわせる何かがある。整理されてないコンフィグ周りとあのインターフェース、そして何か… 方向性が違う。他と違うI/Fにしてる理由が、改善じゃなくて単に違うことをしたいだけのような……
OtbEditはサクラから乗り換えるのに必要十分な機能を持っている。が、乗り換えるに足る明確な動機がない。
newQXはさすがにインターフェースが古いか。機能面については十分な方向に行きそうだが、もうちょっとインターフェースを何とかして欲しい。
全ての開発・書き物を一本でやれるならVim, Emacsもアリだと思うのだが実際そうではないので慣らすモチベーションが出ない。IDE使ってるし。
ということで、秀丸買うか。
ここに挙がったソフトの動向はある程度注視しつつ併用で。非秀丸ならサクラかOTbEditかxyzzyをその時の気分・用途で。WZは特に秀丸になくWZにある機能が出てきたときにだけ考える。
Vimなー、出来ることと出来ないことを誰かに全部リストアップしてもらえると気軽に移行できるんだけどなあ。