2TB HDD -> 4TB HDD換装でちょっと手間取ったのでメモ。
やりたいことは、2TB HDDにある2TBシングルパーティション(MBR)のデータを、4TB HDDに4TBシングルパーティション(GPT)切ってそこに全部移すこと。
環境はWindows7 64bit SP1。
元のHDDがMBRであり、かつ換装先がパーティションの条件上GPTになることに注意。
最終的な手順は、
1.元の2TBを取り外す
2.KURO-DACHI/CLONE/U3 で、2TB HDDから4TB HDDにコピー
3.4TB HDDを取り付ける。
4.MiniTool Partition Wizard Home Editionで4TB HDDをMBR -> GPT変換
5.同ツールで4TB HDDの2TBパーティションを拡張して4TBに変更
6.セーフモードで再起動
7.4TBパーティション(4TB HDD)のドライブレターを元の2TBパーティション(2TB HDD)と同一のものに変更
8.再起動
1.で取り外す前にドライブレターを開放しておけば、6~7手順は不要かも。
2.ではKURO-DAICHIでコピーした。
コピー速度がかなり速いので取り外して作業できるときは最近これを採用してる。
PCと安物HDDコピーハードどっちが信用できるかというと難しいけど、速度はだいたい後者の勝ち。
昔PC上のHDD間コピーでbit化けしたトラウマがあるのでPCでのファイルコピーをちょっと信用してないのもある。
もちろん取り外して作業ができるのが前提。
・はまりポイント1
MBR->GPT変換の必要性を忘れていて大混乱。
パーティション拡張しようとして、こけたり変な状態になったり。
2TB超だからソフトが対応してないのかとか考えてしまったが、先に変換しておかないとだめなのだった。
当たり前である。
・はまりポイント2
Windowsは取り外したHDDのドライブレターを記憶していて、取り外し後に通常起動するとそのドライブレターを予約状態("次のドライブ文字を割り当てる"の変更先リストに出てこない)にする。
レジストリいじったりいろいろやってみたけど、直し方がわからなかった。
セーフモードで起動すればとりあえずリストに出てくるので、それで。
・悩みポイント
パーティション変更ツールの定番がわからない。
今回は最新のEASEUSとかAOMEIとか試して、MiniTool Partition Wizard Home Editionを使用した。
以下、悩みリスト。
1.見た目が似たようなツールがたくさんある(おそらくエンジンも共通)
2.バージョンアップで機能が追加されるとは限らない。減るケースもある(特に商用版との絡みと制限がややこしい)
3.Unix系の定番(Parted Magicとか)より勝るのか劣るのかよくわからない
4.インストーラが余計なツールを積極的にインストールしてくるものが多い(天下のOracleもやってるとはいえ)
特に私がめんどくさいと思ってるのは2。
ちゃんと進化してくんだったらどっかの段階で商用版買うんだけどね。
今回使用したのは、MiniTool Partition Wizard Home Edition。
現時点では、
○パーソナルユースなら無料で使える
○2TB超対応
○MBR -> GPT変換機能あり
○パーソナルユースの機能制限は比較的緩そう(Dynamic Disk使わない、Serverで起動しない限りほぼフル機能と思う)
○Windows上からGUIで操作できる
○パーティションサイズ拡張は高速だった
○インストーラで変なもの入れる警告はなかった(入れていないかどうかは精査していない)
×GPT変換前にパーティションサイズを4TBにしようとしたら、通ってしまった上にパーティションサイズがマイナスになる変な状態に(バグ?)
良ソフトの気配。
一方、現時点のEASEUSはインストール時にbaiduを入れてこよう(baiduが悪いってんじゃなく)とするあたりでかなり悪印象だし、パーティション拡張はMiniToolよりかなり時間かかりそうな感じだった(あまりに時間かかってたので途中でプロセス止めてHDDコピーしなおした)。