2005/04/01(金)発泡塩ビで出来そうなこと

2005/04/01 11:00 工作
発泡塩ビについてメモ。

私が使っているのはアクリサンデーのForexという素材の黒3mm。発泡塩ビ全般に共通なのか、これ特有の性質があるのかはちょっと分からないので注意。なお読んでれば分かると思うが、工作レベルは初心者に毛が生えた程度なので、実は最適なドリルの刃や回転速度も理解していない。

発泡塩ビの特徴としては、
・柔らかいが曲げ・折りには強い
・低密度で軽い
・熱を加えて曲げられる
といったあたり。

穴あけは非常に容易。ハンドドリルでも簡単にあけることができるが、バリが盛大に出るほか、私の腕では正円の穴をあけることが出来ない(ちょっと三角気味になる)。バリをうかつに削ると、柔らかいために穴の縁まで削ってしまう。バリは電動ドリルの方が少ないし正円に近くなるので電動ドリルであけた方がよさそうだ。アクリルよりははるかに割れづらいが、それでもバイスに固定したままセンターポンチを打てば割れることがある。

タップ立て可能。意外だがきちんと立てれば結構強度があるようである。

通常のドリル刃で座ぐりが出来るかは試してみたが、なんともいえない。柔らかいからこそできるかと思ったのだが、柔らかすぎて深さのコントロールがなかなか出来ない。座ぐり部をハンドドリルで軽めゆっくりであけ、センターポンチを打ち直し電動ドリルという線で可能は可能。皿座ぐりなら簡単に出来そうではあるが、これも深さのコントロールが難しいかもしれない。

切断は非常に容易。普通のカッターで半分当たりまで刃を入れ折れば綺麗に切断できる。1切断5分くらいで可能。

曲げに必要な温度は、我が家のアイロンの低温エリア(化繊)の高め中りで始めて曲がるようになったので、100~120℃くらいだろうか。熱を与えると収縮も伸張もするようで厚めの素材でもアイロンのエッジでそこそこ綺麗に曲げることができる。

写真には取り忘れたが、ネジを強く締めるとネジの跡がついてしまうくらい表面は柔らかい。
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