2005/01/31(月).VROを見るのがちょっと大変
2005/01/31 5:00
まず我が家の環境を書いてしまった方が良いだろう。
・Panasonic DMR-E85H(DIGA)
・GSA-4040B(PC側のDVDドライブ)
要はこの環境で、DIGAで撮った映像をさくさくPCで見たいというのが今回の要望。
さて、DIGAではDVD-RAMに"ダビング"を行うと必ずDVD-VRフォーマットで記録される(逆にDVD-Rに"ダビング"すると必ずDVD-Videoになる)。
DVD-VRフォーマットでは、動画ファイルの実体は.VROという拡張子で記録されている(DVD-Videoなら.VOB)。結論言ってしまうと、普通のプレーヤーでも大概見るだけなら出来る。ところが、シークが上手くいかない。
・Media Player Classic - 全く出来ず(シークさせると高負荷になって応答無し)
・Zoom Player - 出来るときと出来ないときがあり
・Nave The BK - 通常再生で音声ブツブツ。シークは出来るときがほとんどだが、出来ないこともある。
・PowerDVD XP PRO - シークは軽快に出来るが、2時間記録したDVD-RAMで先頭から1時間分しかできない
という、なんとも再生環境を決めかねる結果になった。まだ調査の必要がある。
DVDは、
・メディアによる物理フォーマット
・UDFによる論理(ファイル)フォーマット
・動画記録フォーマットorファイル記録フォーマット(アプリケーションフォーマット)
と、3層構造になっている。DVD-VRフォーマットは3層目にあたり、他にDVD-Video、DVD+VRという記録方式がある。DVD+VRは名前の通り+系メディアのために策定されているフォーマットで再生互換性が高いという伝説があるが、詳しくないので言及しないでおこう。問題はDVD-VideoとDVD-VRの違いである。
フォーマットの成長によってお互いの欠点は克服されていくので、一概にどうという言い方が出来ないところがきつい。例えばDVD-Videoへの追記は以前行えなかった。一応分かった限りで言うと、
・CPRMにはDVD-VRしか対応しない
・本当の編集作業はDVD-VRでしか行えない
・記録メディアは最終的に選ばない(DVD-VR on DVD-RやDVD-Video on DVD-RAMも可能らしい)
ということらしい。後、最低記録容量とかあった気がするんだが、どうだろう。どちらにしろDVD-Rの場合はファイナライズという作業が必要になる。