2007/06/28(木)サーバ入れ替え その1

2007/06/28 18:07 PC(Linux)
ez!goサーバが最近ポンコツ化してきたので、サーバを完全に入れ替えた。以下その作業録。

[1]機種選定

我が家のサーバを担ってきた、Logitec CosmoJet EZGO-80CF128A(AtoZのE3032SのOEM)、通称EZgo。こいつにはいくつか不満があった。
まず安定性が低かったこと。コンデンサの液漏れ→張り替えに代表される作りの安さに加え、サーバ機として致命的だったのがHDD問題。ほとんど新品状態のEZgoにLinuxをインストールした状態で、HDDエラーから全くアクセスできなくなるということが週一ペースであった。IBMからFujitsuのHDDに換えることで一時期改善はしたのだが、若干HDDがへたれてくるとまた起こるということの繰り返し。HDDエラー時に明らかにHDDを痛めてる音がするのも精神衛生上よくなかった。

Pen3世代のコンパクト機にありがちな騒音。ファンが大小2つついているのだがこれが非常にうるさい。小を止めると若干マシになるものの、C3 800MHzを組み込んだ状態でも上記のような問題があって止めていいのかどうか判断がつかなかった。

動作の遅さ。当然これはEZgoが悪いと言うよりも、C3 800MHzを載せた自分が悪いのだが、いかにサーバ機といえどもうちょっとPerlやRubyのcgiが軽快に動く環境であってほしい。

また全体的にインターフェースの作り込みが甘く、TV出力が当てにならなかったり、一時期はビデオ出力ですら不安定だったこともあった。

このような不満を抱いていた折、FujitsuのHDDがさらに不安定化したこともあってついにサーバ機交換を決断した。

さて上記の不満を解消した上で、EZgoの利点であった消費電力の低さを維持したい。

・安定

・Intelチップセット(安定性の一環?)

・20W未満

・Pen3 1GHz級のスピード

・静音
20W未満となるとEZgoと同様にACアダプタを電源としたPCでしか達成できない。そうするとノートかベアボーンかと言うことになるが、その他の条件を吟味するとEZgoの反省をふまえてベアボーンでは厳しくということになる。結局選択肢としてはノートPCしかない。

そこで、具体的には以下のような条件でノートPCを選んでみた。

・PenM世代

・Intelチップセット

・ビデオはチップセット内蔵(RADEONなどを別個に搭載しない)

・CD-ROM内蔵

・安く抑えるため液晶は表示不良でもよい

・あえて小型機は選ばない(高くなる可能性と、ファンノイズの問題)
結果、HP nx6110(CelM-360J=1.4GHz, Intel 915GML)の液晶不良のものが2万円ちょっとで入手できた。肝心の消費電力の方だが、ディスプレイを閉じた状態でバッテリーを外しOSでHaltを打ち続けるという条件では、ワットチェッカー読みで14Wと満足がいく数値だった。また、ファンノイズも十分静音といえる範囲で、EISTがあるPenMに差し替えればもっと低くなる可能性もあり、2kの追加投資をするかどうかは悩みどころ。

以下余談。HPのノートPCは本当に久々にさわったのだが、すばらしく出来がいい。nx6110はA4の中量級ノートなので持ち歩き用に買うことはないだろうが、ここ最近さわったIBM・NEC・DELLの同タイプノートよりも出来がよいように思う。IBMは堅牢性が売りだったのにずいぶんとちゃちくなってしまった感があり、今は質実剛健といえばHPなのかもしれない。
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