2004/12/31(金)memtestログ

2004/12/31 19:00 PC(全般)
新しく買ったメモリが素直に動いてくれなかったので、テスト結果等をメモしておく。

環境
CPU:Athlon XP 1700+(多分苺皿)
M/B:A7V333
V/B:Sapphire Radeon 9200SE Atlantis(地雷)

テスト対象メモリは2枚で去年春に購入したPC2700 CL2.5、今月末に購入したPC3200 CL3。画像は左に掲載する。共にチップはinfineon,512MBである。なお、みればわかるが共にJEDEC非準拠。

さて、
PC2700,PC3200のメモリとも1枚差しFSB166(PC2700)動作において
 CL2.5-3-3-6 エラー無し
 CL2-3-3-6 エラー無し
 CL2.5-2-2-5 POSTせず
となった。まずいことにA7V333にはCL3や甘めの設定がない。By SPDとするしかないのだ。またFSB200(PC3200)での動作は保証されていないため、単独メモリのテストにおいてこれ以上できることがない。いや多少無理させれば出来るのだが、切り分けがめんどくさくなるので今回パス。

次に2枚のメモリを差してチェックしたところ、FSB166(PC2700)動作において
 CL2.5-3-3-6 Test#6(Moving Inversions)でエラー多発
 By SPD Test#6(Moving Inversions)でエラー多発
となった。この結果はスロット位置を何通りか変えて試してみても変わらなかった。

そして2枚のメモリを差した状態で、FSB133(PC2100)動作とすると
 CL2.5-3-3-6 エラー無し
 CL2-3-3-6 エラー無し
 By SPD エラー無し
となった。

結局この2枚のメモリとA7V333の組み合わせではPC2100として動作させるほか無いということになった。

原因考察。まずA7V333がBy SPDでもCL3になってない可能性がある。スロット位置を変えてBy SPDにすればCL3になってくれるかと思ったが速い方に追随しているのかもしれない。確証はないが。

さてそもそも、PC2700 CL2.5+PC3200 CL3ならPC2700 CL2.5で動くんじゃないのという話もある。両メモリとも1枚差しならCL2で動いたことを考えると、若干のマージンはあるだろう。infineonチップは素性の確かさに定評があり、設定を緩めにすれば相当高クロックまで伸びることが知られている。従って基盤が問題なのではないかという疑いが強い。そも電子回路は「動くなら」コンデンサ・抵抗が少なければ少ないほど特性が良くなるはずである。しかしタイミング合わせが厳しいDDR SDRAMにおいてはコンデンサが重要な役割を果たす。その所為で高品質なメモリ=コンデンサチップが多いという図式が出来てしまったほどだ。てことはコンデンサがスカなPC2700のほうが怪しい…… か。ここらへん、高くてもそこそこいいメモリを買った方が良い、異種メモリとの組み合わせが厳しいというDDRの定説を実証することになってしまった。

さてどうするかであるがPC2100 <-> PC2700の速度差は実質上体感にほとんど影響を与えない。またA7V333ではPC3200に挑戦する気はない。となると、別に今の通常使用としてはこのままで問題ないとする。後は単に自己満足として原因の切り分けを行いたいという願望と、今後CPU+M/B更新においてこの組み合わせでは使い物にならないだろうという問題だ。いつ変えるかは結局値段次第になってしまうので、何とも言えない。DDR2がまだまだ来ないと言えるなら、同じメモリに揃えた方が良いのには違いないのだが。買って売るなら差額2kほどだが、まあもちろんテスト時間や移動時間があっはっはになる。迷うな。

なおCPUは1.5V->1.25V,1.47GHz->1.0GHzの切り下げ駆動をしているがこれに関してエラーとの相関関係は認められなかった。
OK キャンセル 確認 その他